私のつぶやき

合 氣 道 を 求 め る 修 行 の 線 引 き を、 自 分 で 決 め る べ き で は な い と 思 う。  

「先生、これから10年、先生の合氣道を極める事ができますね」と言われた時の心のつぶやき

明けましておめでとうございます。令和5年 西暦2023年が動き始めましたが、皆様、良い年をお迎えですか。沖縄道場で入門して、城北道場開設の時も会員番号2番で私を助けてくれた山川誠君に、『合氣道に魅せられて』の本を手渡した時、「先生、これから10年、先生の合氣道を極める事ができますね。」と言われました。昨年自費出版をして古希を迎え何かを成し遂げたような満足感と達成感で、気の緩みがあったのかもしれません。だから「これから10年」をハッキリと意識させられた時、また意欲が湧いた気がしました。砂泊先生の晩年、「使命とは何ですか」との私の質問に「生かされていることが使命です」と先生は即答されました。「合氣道の精神」の中に「自己の使命を完遂することこそ武の道であらねばならぬ」という一文があります。今の私に使命という認識はありません。ただこれからは、70年間私を守り育ててくれた大きな何かへの感謝の日々でありたいと思っています。そして、何事かをやり遂げた時「これが私の使命だったんだ」と気付く人生でありたいです。「さあ、これから、10年」が始まります。自己の使命を完遂する道を地道に歩きたいものです。

本多理一郎 記

令和5年1月1日の初日の出は曇り空でした。雲の上に太陽が昇った時に我が家のベランダから撮影しました。

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