私のつぶやき

砂 泊 先 生 が、 私 の 合 氣 道 を お 見 守 り 下 さ っ て い る と 思 う 。

※ 令和4年11月23日、東京で行われた合気道特別講習会の講師として招かれた時のつぶやき

 サッカーのワールドカップカタール大会で、日本が優勝4度のドイツを2-1で破る金星を挙げ歓喜に沸いた11月23日、私は、合気道特別講習会の講師として招かれた東京にいました。私にとっては初めて、70人近くの概ね四段以上(八段の方も)の合氣道実力者に対して行った講習会でした。講習会は、私と合気会松風塾々長 宮﨑慎一郎七段の講習、師範演武の3部形式で行われ、私の紹介には合氣道万生館 故砂泊諴秀先生直伝”結びの業と呼吸力”の講習とあり、常に砂泊先生が見守っていて下さるという思いで、参加者全員に手を取らせ呼吸力を体験してもらいました。休憩時間にも私の手を取りに来る熱心な人がいたので、両手取り呼吸法で3人の若者に後ろから同時に押させ、私の手を握った人が浮き上がるというパフォーマンスもやってみました。不思議な体験に益々興味を持ったようで、後半の私の講習もやり易かったです。
 今回の講習会を主催して下さった松風塾、協賛の新川塾塾長 田端泰六段はじめ会員の皆様の導きに感謝・感激・思いやりを凄く感じる時を過ごせました。本当に有難うございました。関東圏内の万生館合氣道に繋がる仲間、防衛省合気道の仲間等の参加も、とても力強い支えでした。11月13日は砂泊先生の命日です。京都府綾部市にある砂泊先生のお墓にお参りさせて頂き、「合氣道に魅せられて」の出版、今回の講習会のお礼と御報告に行ってきました。

本多理一郎 記


私  と  合  気  道

弐 段   谷 富 小 平 

 私が親徳館に入門し、もう約8年が経とうとしております。仕事の都合でなかなか稽古に行けず、去年一昨年と合氣道より少し離れてしまった時期もありましたが、また継続して稽古にいける事と、変わらず指導を頂ける環境に居られる事を本多先生と他の皆様にまず感謝いたします。今回合氣道弐段を頂き自分が合氣道を始めた高校生時代からの長年の目標であった段位に上がれたことを、大変嬉しく思います。自分自身、まだ弐段程度の実力や経験が足りているか不安な気持ちもありましたが、それ以上に段位を頂いた感謝の気持ちと、先生に認めて頂いた段位に見合うようこれからの稽古への姿勢や振る舞いに叶うよう鍛錬を行おうと思う想いが強いです。合気道を始めた当初、水前寺武道館の高本先生の下稽古を行っていた時は正直まだ合気道というものが分からず、型や形に囚われていたと思います。本多先生の下で学び始めた時は流派の違いはあるかとは思いますが、稽古の中で驚きの連続で、特に呼吸法に関しては未知の世界だったといっても過言ではありませんでした。本多先生が稽古の最中に言われている助言の中に「形に捕らわれるのではなく、自由な合氣道を」と言う言葉や「上手くできなかった技があった場合、何故できなかったのか疑問に思うこと」という言葉がありました。今回、弐段の段位と共に指導員という役目も頂きました。自分が教えられる立場にいるという自覚を持ち、立ち居振る舞いも意識していく事と、また自分が親徳館に入門し経験した事、感じた事や先生から頂いた助言を胸に、これから入門してくる方や指導する方に同じ感動や経験、合氣道の楽しさを伝えられるような指導を行いたいと思っております。

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