合 氣 道 を 通 し て 、 自 分 の 心 の 世 界 を 素 晴 ら し い も の に し た い と 思 う 。
※ 平成12年7月の有段者研修会で話された砂泊先生の思いから感じた私のつぶやき
植芝盛平翁先生が言われるところの「地上天国を建設する」とは、どうゆうことか。「この地球上にこの素晴らしい地上天国は出来ているのに、今更どこに地上天国を創るんだ。」という人がいるんですが本当に分かってないと私は思うんですよ。それは人間の心に依って地上天国というのは、出来るものなんですよ。人間の心に依って、素晴らしい心に成ってもらいたいというのがね。地上天国の一つなんです。場所のことを言ってるわけではないんですよ。この人は場所と捉えているんですね。やっぱりあくまでも体的に、体的なものを求めているんですね。そういってるんではないんですよ植芝盛平先生は、合氣道を通して自分の心の世界というものを素晴らしくする。 そのことによって地上に素晴らしい世界を創る。一人一人がそういう道をね。その素晴らしい世界を自分の心の中に創っていかなければならないわけです。上記の言葉は、親徳ニュース148号に書いた有段者研修会でのお話の続きです。体的な物にばかりに囚われず、心の在り方をよく考えなさいよと戒めを受けているような気がしました。右の作品は、私が植芝盛平翁先生を切り絵で作成したものです。
本多理一郎 記
四 段 を 拝 受 し て
四 段 伊 良 波 朝 彦
万生館合氣道沖縄道場へ入門し、合氣万生道、親徳館合氣道と一筋に、本多館長を師事して約30年、社会では遅い昇進になりますが、一つの道を途切れる事無く続けてきた自分を褒めてやりたいと思う今回の昇段です。これまで指導してくださった館長、沖縄道場で指導して頂いてる崎間道場長、そして共に励んできた門下生の皆様には感謝しかありません。本多館長が沖縄に在住していた4年間稽古日が週3回あったものの、沖縄を離れ熊本に戻られてからは、週2日、1日と、段々と稽古日は少なくなりましたが、館長不在でここまで続けられたのも他の門下生に怒られると思いますが、細く長く緩く稽古を継続したことが要因だと感じています。合氣道は、日常生活をするうえで、身体を傷めないための行動をとることが出来ます。力任せに腕や足を使わず、腰から動く動作に変えることで、各所の負担を減らしスムーズに事を済ませる事が出来ます。合氣道の精神を日頃から唱和することにより仕事やプライベートでも相手に接する気持をコントロールでき、争いに発展することがありません。個人的な見解ですが経験として役立っています。合氣道は日々探求の連続で終わりがありません。伊良波朝彦四段と私生涯武道として、これからも歩んでいきます。