大先生の一言

型 は な い 魂 な ん で す 。 休 ん で も 進 ん で い る ん で す 。

*昭和53年5月14日有段者研修会で話された大先生の一言

平昌冬季五輪でオリンピックの理想を、日本の選手達は見事に体現してくれました。感謝

 

平昌冬季五輪が終わりオリンピックロスになっています。大怪我にもかかわらず不屈の挑戦者魂で66年ぶりの男子フィギュア2連覇の偉業を成し遂げた羽生結弦選手、勝っても驕ることなく次のレースに氣を使い、負けた選手の肩を抱き健闘を称えあい悲願の金メダルを手にしたスピードスケートの小平選手、戦力外通告の寄せ集めで常呂町民だけのカーリング女子日本代表は、最後のストーンで幸運を呼び寄せ見事な笑顔の銅メダルでした。新種目のマススタートの高木菜那選手は、妹の金銀銅メダルの上をいく金メダル2個で姉の意地をみせてくれました。私はテレビの前で何度涙を流したか分かりません。勝負の世界にいる彼らも、最終的には自分自身との戦いをし、様々な困難を乗り越え全てを糧にして栄光を掴み取った人達です。これは合氣道の精神に通じると思います。

本多理一郎 記

    合 氣 道 との三年間    初 段    北 原  有 起

 私は親徳館合氣道に入門して三年が過ぎようとしています。きっかけは、当時就活に悩んでいて何か打ち込めるものがほしかったからです。その後仕事も決まり、今では落ち着いて練習に励んでいます。入門当初驚いたのは、試合がないことでした。多少は強くなってやりたいという思いもあったので、これから先どうなるのかと思いました。しかし、呼吸力という摩訶不思議な力の使い方や、和合の考えを学んでいくうちに、稽古そのものが楽しくなってきました。「動く禅」とよく言いますが、自分なりに考えてみると自分の内なるものと外なるものをはっきりと意識することで相手の求めるものをも気づけるようになり、導くことが出来るようになると思います。つまりこれは、心理学のゲシュタルトに似ており、且つ座禅の感覚にも似ているなと思いました。これを動きながら行うため、「動く禅」というのかなと自分なりに解釈しています。二年目になると、昇級の機会や新規入門者の方も増え気合がいる年になりました。ただし前半は仕事で全く稽古に参加できない時期がありました。また二つ目の驚きとして武器を使うことでした。アニメのイメージが強く、素手でどんな攻撃をもいなす画しかなかったため、木剣や杖の扱いは今でも苦労しています。  

 そして三年目になると、初段の影が見え始めました。武器の取り方や自由技の空間の使い方など様々なご指導を頂き、ようやく今回初段審査を受けさせて頂くことができました。今年からは、更に精神的にも肉体的にも充実し、連盟の合同稽古にも積極的に参加できるようにしたいと考えています。そしてもっと合氣道をたくさんの人に知って頂けるよう頑張ってまいります。

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