大先生の一言

呼 吸 力 と は、 調 和 の と れ た 状 態 、 正 常 な 状 態 で す。

*沖縄から熊本へ来た時の平成5年8月8日有段者研修会での大先生の一言

矛盾、疑問に思うことがあっても、まずは「はい」と受け止める。時間を掛けて気付く

 大先生の著書は「合氣道の心を求めて」「合氣道の心、呼吸力」等7冊があります。そして、武道雑誌、ビデオ、DVD等で大先生の技と心を垣間見ることができます。「呼吸力とは何なのか」得体の知れないでも確かに感じることの出来る技、形があって無いようなものを日々の稽古の中で探求し、大先生は理想とする呼吸力の心と、身体的な技が一体になったからこそ後世に残る書籍を著されたんだと思います。「調和のとれた状態、正常な状態」と言われても捉えどころがないですが、理屈で理解せずに、分からないことは分からないまま、まずは「はい」と受け止める。様々な相手との稽古の中で、「なるほど」と思えることに氣づく稽古を心がける。他人に完成されたものを求めず、自分自身の根底にある真理を素直に受け止めることが「絶対的自己完成の道」に繋がるのではないかと思います。     

本多理一郎 記

 4月26日(日)日本合気道普及連盟加盟の陽聖館合気道長崎道場満50周年記念演武大会が長崎市民会館行われ、親徳館から私が自由技で、長崎道場の1級長野和哉氏に受けをして頂き参加しました。 当日は、午後12時30分から開演、54の演目に陽聖館の会員をはじめ各流派の賛助演武もあり、素晴らしい盛り上がりの演武会でした。長崎道場は、私が合気道を始めた切っ掛けの道場でもあり、観客席には橘先輩はじめ多くの懐かしい顔がありました。また94歳になる私の母も姉と共に観に来てくれ、49番目の私の自由技にも熱がはいりました。ちなみに、この日は合気道開祖植芝盛平翁の命日でもあり長崎道場の発展を祝福しているようでした。

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