大先生の一言

合 気 道 は、素 直 さ を 育 て れ ば い い、素 直 さ を 求 め れ ば い い。

*昭和58年6月5日九州学生合氣道連盟演武会の中での大先生の一言

理想を現実にする近道は、力を抜いて素の自分に任せることではないでしょうか。

 「人間は、自分自身が肉の宮であり、自分の中に神が宿っているので、その神に指示を仰ぐべく、常に己を清潔にしていなければならぬ」とは、合氣道開祖植芝盛平翁のお言葉として紹介されたものです。『人間は、自分の中に神様が宿ってらっしゃる。肉体は社(やしろ)なんだ』と心から思えた時、「合氣道の精神」の中にある「武技は天の理法を体に移し霊肉一体の至上境に至るの業であり、道程である」という言葉が素直に理解できるのではないでしょうか。大先生は、金儲けを求めず、地位や名誉を求めず、弟子達に、合氣道の進むべき道を生涯を賭けて示して下さったと思います。また「『合氣道の精神』を求める合氣道をする者が私の合氣道を継ぐ者です」と最晩年の大先生が、私にお話下さいました。理想を 現実にする近道は、力を抜いて素の自分に任せることではないでしょうか。     

本多理一郎 記

 8月30日(土)31日(日)に、平成26年度夏季合宿交流会を阿蘇の連盟本部道場で行いました。昨年を上回る50人の会員の参加があり、4回の稽古は熱気あふれるものでした。また、「阿蘇乃 湯」での懇親会も和気あいあいと和やかでした。親徳館からは、私本多理一郎、河村弐段、高尾3級、東3級の4人が参加しました。次回の交流会は、亮天館合気道(館長:中島渉)の担当で宮崎県延岡市で、11月29日(土)、30日(日)に行われる予定です。

 

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