大先生の一言

極 め 技 は 、 相 手 を 痛 め つ け る た め の も の で は あ り ま せ ん 。
硬 く な っ た の を 、 柔 ら か く し て あ げ る よ う な 気 持 ち で や る こ と で す 。

 

※ 昭和59年3月16日(金)の夕稽古で話された大先生の一言

当時の私にとって、極め技の認識が変わった言葉だったと思います

 『合氣とは愛なり』は、親徳館合氣道の稽古を始めるときに奉唱する 「合氣道の精神」の冒頭に出てくる言葉です。そして「合氣道の精神」を一言で言い表している言葉だと思います。
 「極め技は相手を痛めつけるためのものではありません。身体の硬くなったのを、柔らかくしてあげるような気持ちでやることです。」とは、当時の私にとって”目から鱗が落ちる”心境だったんだと思います。相手の急所を攻めて極め技をかけても、技をかけられた相手は痛みと苦痛しかなく、最悪恨みを買うことにもなりかねません。しかし整体師のように相手のこわっているところをほぐしてやる気持ちでやれば感謝されます。
技をかける側も、かけられる側もそうゆう認識で稽古すれば、極め技も健康法に変わります。
私は、これからも『合氣とは愛なり』を実践し目標にしていきたいと思います。 

    本多理一郎 記

 いつ終わるか分からない新型コロナウイルス感染が、遂に第四波まで感染の波が止まりません。 
 熊本県も、首都圏、関西圏の大都市並みに拡大し、緊急事態宣言が発出され、再び合氣道のできる施設利用が4月26日(月)から出来なくなりました。従って植木、北部、山鹿の各道場の稽古は、武道場が利用出来るようになるまでの間、休みます。一日も早く稽古の再開が出来ることを祈ります。 
 先日、65歳以上のワクチン予防接種の書類が熊本市から送付されてきました。早期に皆が予防接種を受けられて以前のような健全な稽古をしたいものです。

おすすめの記事