大先生の一言

その時、悪と思えても、それが自分を修練させてくれたと思えば、善です。

*平成3年2月9日、毎月行われる座談会での大先生一言

大学受験に失敗して、失恋して、最悪と思ってました。でもそれが私の人生の稔りです。

 自分の生きてきた人生を振り返ってみた時、自分の思い通りにならなかった事が多分にあるように思います。仕事、恋愛、家庭、合氣道、その他様々な時々に「自分は、これだけ頑張ったのに、なぜ、こんな結果に成るんだろう。」と思い通りに成らない自分の人生を恨んでみたり、神も仏もあるものかと投げやりに成ったりして、自分のモヤモヤの捌け口を酒や合氣道に逃げていた時もあり ました。人それぞれに考え方が違うし、年齢による考え方も違うし、時代によっても善と悪の基準が変わります。大学受験に失敗して、失恋して、最悪と思ってました。でもそれが、相手に対する深い思いやりに変わったり、自分の違った魅力を引き出してくれたりして、私の人生を豊かで稔りあるものにしてくれました。若かったあの頃の自分を愛おしく思います。  

  本多理一郎 記

 8月16日(日)第2回親徳館合氣道合同稽古及び演武発表会を、玉名市天水町体育館武道場で午前10時から11時30分まで、草枕温泉で汗を流した後、草枕山荘バーベキュー場で午後1時から懇親会を行いました。演武発表会は、会員総参加(ウエッキー道場を除く)、それぞれの技量に応じ自由技、団体演武(体捌き、基本技)、連続掛稽古、各種武器技、多数者掛技等で日頃の成果を披露し合いました。その後、違った道場で稽古している会員が、合同稽古に参加、互いの技の向上と親徳館合氣道会員としての絆を確かめ合いました。午後の懇親会には、会員の家族を含め約40人が集まりバーベキューを楽しみました。昨年から始めた合同稽古に、演武発表会を取り入れたことで、各人の取り組みかたが変化、約60人(見学者を含む)の集まりになったように思います。雲仙普賢岳を望む風光明媚な天水町で、全会員が集える縁を有り難いと思います。準備してくれた小川さん家族に感謝したいです。

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