大先生の一言

武 器 を 跨 ぐ と は 、 何 事 で す か。

*20代後半、武器技の稽古の際、私が杖を跨いでしまった時の大先生の一言

武器は、自分自身を守ってくれる大事なものです。決して粗末に扱ってはいけません。

 先日、武器技稽古の時に畳に置かれていた木剣を跨いで前に行こうとしている会員がいたので、すぐに注意しました。そして約35年前に、大先生から急に受けを指名され、不用意にも前に置いてあった木剣を跨いでしまい会員の前で、説教を受けている私が蘇ってきました。大先生は、「武器は自分自身を守ってくれる大事なものです。決して粗末に扱ってはいけません。」と言う内容のことを、私の行動を通して丁寧に話して下さいました。大切な教訓でした。話は変わりますが、熊本地震の影響で、稽古場所を変更し稽古してきましたが、3月12日(日)から一年前と同じ時間と場所(下記の通り)で稽古できるようになりました。これまでの協力有難うございました。     

本多理一郎 記

   合氣道を始めた動機        

初 段   谷 富  小 平

  私が初めて合氣道をやり始めたのは、私が高校に入学して間もない頃でした。きっかけは私が、中学校在学中に起こした脳内出血のリハビリの為に行っていた病院で、私を担当して下さった方がリハビリの一環として、私に教えてくれたからです。そこで自分の力ではなく相手の力を利用できる護身術と知り、また、父も以前やっていたことも知りました。当時の私は脳内出血の影響で身体の筋力が落ちており、もし何か自分や周りの身に何か起きた際に対処できる力が欲しいと思い合氣道道場に通い始めました。合氣道の動きに慣れるまでは苦労しましたが、初めて技を的確に決めた時はとても嬉しかったです。ただそのためには日々の鍛錬の積み重ねと力の抜き方、体捌きなどが必要だと、この頃改めて実感しています。今後は、できるだけ稽古に行き鍛錬に励み、段位を意識しつつもそれだけに捕らわれず技を磨き、誰にでも通じる実力を身につけることを目標に日々頑張りたいと思います。

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