大先生の一言
私は、雨のように指導しています。
*令和4年5月1日、阿蘇で木村功育翔館館長から聞いた大先生の一言

「合氣道の精神」は、大先生の目指された合氣道の神髄だし、我々に課せられた課題です

コロナ禍が減少し始めた今年のゴールデンウイーク、久しぶりに阿蘇にある木村功育翔館合氣道館長と酒を飲みながら、若かった頃の思い出や現状、将来の事など様々な話題を深夜まで語ることが出来て楽しい時間を過ごすことができました。その中で「私は、雨のように指導しています」という言葉を大先生から木村館長は聞いたそうで、平等に指導するように心掛けていると話してくれたことが印象に残った。私は、「雨のように」という比喩表現に感動するとともに、大先生の誰でも理解できる表現で本質を的確に見抜き、相手に確実に伝わる優しく分かり易い話し方、これが大先生の魅力で発信力と思っています。雨は分け隔てなく天から降り注いで来るものです。大先生が同じ言葉を発し、同じ技をされても、受ける側によって、受け止め方は変わってきます。数多の弟子が同じ道を歩かないのも現実です。
私達が稽古の始めに奉唱する「合氣道の精神」は、合氣道開祖植芝盛平翁が、大先生が目指した道そのものではないかと思います。
大先生の晩年、ご自宅に城北道場の会費をお持ちした時、「合氣道の精神」を3回奉唱される大先生に接したことがあります。私は慈雨のように感じました。

本多理一郎 記

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