大先生の一言

今、崩れつつあるものは 、崩れてしまうところまで崩れてしまいます。

だから、その心の拠り所として、本物の芽を今のうちに育てておきたいんです。


*昭和53年5月14日 有段者研修会での大先生の一言

一日生涯と思って感謝の気持ちを忘れず、最高の生き方をしたいです。

 令和元年7月7日母が98歳で永眠しました。私の合氣道に理解を示してくれた母でした。演武会にもよく来てくれ「合気道は、理一郎の子供のようなものだから」と合氣道バカの私を優しく見守ってくれる母でした。また、前日の7月6日に竹内及生鹿児島道場長が81歳で永眠されたと奥様からきた喪中はがきで知りました。形あるものは必ず壊れます。どんなに立派な生き方をしていても生を受けたその時から死へのカウントダウンは始まっています。そして、それは全ての人に平等に与えて下さった自然の法則です。時間という縦軸、環境という横軸の交点にいる今を生きる私、どんな生き方でも選べる日本、一日生涯と思って感謝の気持ちを忘れず最高の生き方をしたいです。     

本多理一郎 記

カルチャースクール「合気道で足の裏から健康」講座を終えて
沖縄道場長 四段 崎間 忍

 足腰の鍛錬と、力の抜き方や受け身を覚えて転倒時のケガ防止などの、介護予防を目的に開設した講座が無事終了しました。60代から80代までの受講生に対し、「準備運動」「膝行」「受け身」「体さばき」「呼吸力」などの基本動作、また簡単な技の練習などを行いました。道場の普段の稽古では無意識にやっている基本的なことを、高齢者に細かく指導することで改めて気付くことも多く、私自身たいへん勉強になりました。これらの経験を道場の稽古に取り入れていきたいと思います。

【受講生の感想文】

・力を抜く稽古で、肩に力が入り、自分が普段いらない力を使っていることを自覚した。(60代女性)
・武道というと「ごっつい」イメージがあったが、力を抜くことや呼吸法などがあり良かった。(80代女性)
・この年になると日常の体の動きが小さくなるので、日頃使っていない筋肉の使い方ができた。(88歳男性)
・他の合氣道カルチャーを経験した際には、技の形から先に指導され、ペースが速くてついていけなかったが、当講座では力を抜くことから入っていったので回転(体さばき)もスム―ズになった。2人一組で稽古するので、和気あいあいとした雰囲気が良かった。(70代男性)
・年齢的に大丈夫かなと思ったが、基本からやるので続けられた。姿勢がよくなったといわれた。(70代女性)


我が家の2階からの夕焼け(中央に雲仙普賢岳)

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