私のつぶやき

若い頃と今は違いますが、今でしか味わえない合氣道の境地と楽しみを見つけて行きたい

※ 3月1日の誕生日で71歳になり、もう若くはないんだと思った時のつぶやき

親徳館合氣道の稽古を始める時は、36回の木剣振りで道場を清めて、まず神棚に礼拝をした後に合氣道開祖の遺影に一礼を行い、その後「合氣道の精神」を皆で奉唱して準備運動にとりかかります。これは、私の合気道の師であります砂泊万生館合氣道館長の稽古所作を真似したものです。世界には、様々なやり方で合氣道を稽古をしてるのを見てきましたが、私は、このやり方しか知りません。ですから、その意味合いをよく理解したうえで毎日の稽古を行うと合氣道に対する思いも深まると思います。礼拝は何の為しているのか? 砂泊先生の著書『合氣道の心、呼吸力』の中に、明確な説明があります。「礼拝は、自分を生かしている大自然の大きな力(神)に対して、感謝の念を表し、また自然の理に従って、人としての最高の力を発揮させて下さいとの、祈りであり誓いであります。」と書いてあります。自分ではどうしようもない、とてつもない大きな存在に対する畏敬の念と謙虚にあるがままを受け入れる強さ、生かされている私自身と生かしている大きな力との生き方に対する対話なのではないだろうかと私なりに解釈をして、合氣道と向き合わせて貰っています。当然のことですが私は、砂泊先生ではありませんし、砂泊先生にもなれません。ただ、砂泊先生が目指し、求めた境地に近づき、悟りは違っても自分なりに納得できる到達点までは、歩みを止めない道を模索していきたいと思っています。若い頃と今は違いますが、今、味わえる楽しみを見つけたいです。

本多理一郎 記


 

令和5年1月で、「合氣道に魅せられて」の初版本が完売いたしました。1年経たないでの売れ行きを嬉しく思うとともに、購読して頂いた皆様に感謝申し上げます。これからの事も考え200冊の第2刷発行を2月7日付で行いました。下記の通りの申し込みで購入可能です。また2月14日、に、東京の国立国会図書館で、この本を読んだという人から電子書籍化へのお誘いの電話を受けました。多くの人に、砂泊先生の素晴らしさを分かってもらう為にも、前向きに検討するつもりです。

山鹿道場近く、豊前街道沿い八千代座やさくら湯等歴史的建造物の周辺で和傘や竹明かりが幻想的な山鹿灯篭浪漫百華百彩のイベントを、稽古終了後に観賞してきました。山鹿市は夏も冬も実に風情ある街です。

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