大先生の一言

攻 撃 す る 速 さ で は な い。
気 持 ち の 速 さ、既 に は い っ て い る。

*平成5年8月有段者研修会後に行きつけの喫茶店で話された大先生の一言

「ど う ぞ」と い う 心 の 動 き が、己 を 主 体 的 に 動 か せ る 種 な の か

 大先生の演武は、相手を待ってはくれない。一つの技をかけたとき、受け身をしている人より早く相手の間合いに入られるので、大先生の出された手を取らざるをえなくなる。もしも取らなかったら当身が入ったことは想像がつく。私も数回本番のステージで大先生の受けをさせてもらったことがあるが、緊張して大先生の出された手を掴むのが精一杯でした。「本多君、大丈夫ですか。」と声を掛けられ緊張が解けたのを思い出します。観客には約束動作をやってるように見えるくらいに流れる美しい動作でも、その場で変わる大先生の動きに嘘はありませんでした。「どうぞ」という心の動きが既に相手を自由自在に動かせ、己を主体的に動かせる種なのだろうか。     

本多理一郎 記

 9月2日(土)・3日(日)平成29年度連盟夏合宿交流会が、阿蘇市の連盟本部道場で開かれ、9団体52人が参加しました。今年は最初に私、次に野口陽聖館館長、濱田北星館館長の順、翌日に祐気会の宮原道場長が指導を行いました。親徳館からは本田四段が2日のみの稽古、準会員の福田さんと私が、「ホテル角萬」に宿泊、他道場との交流を深めました。

 9月9日(土)・10日(日)沖縄道場館長指導稽古を行いました。今回は、崎間沖縄道場長と親徳館になって初めての初段である上地研さんの昇段ということで9月の沖縄での稽古になりました。出発時間が事故の為遅れたものの予定通り稽古して、上地さんの初段審査をし、十分初段の実力があることを確認しました。終了後、懇親会で様々な話をして時の過ぎるのを忘れました。翌日は、伊良波参段が、熊本から一緒に来た北原1級と私を、首里城や沖縄空手会館、私が住んでいた豊見城市の立派に変わった市街地を案内してくれ良い思い出ができました。

<告知事項>
◎本多理一郎 切り絵作品展 10月16日(月)~11月10日(金) 肥後銀行植木支店ロビー 
◎防衛省合気道連合会演武大会出場決定 12月2日(土)午後1時から防衛省市ヶ谷駐屯地内

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