大先生の一言

心 は 穏 や か に 、 歩 み は 弛 み な く

*平成元年1月21日、有段者研修会での大先生の一言

「熊本がんばれ!」と勇気づけに、ブルーインパレスが、快晴の空を飛行しました。

 あの突然に起きた熊本地震から一年が経ちました。合氣道の稽古場所も親徳館合氣道は以前と同じようにできるようになりましたが、熊本城、益城町、国道57号線、南阿蘇等々まだ多くの場所と人々が地震前の生活に戻るには程遠い現実があります。夕方のニュース番組で毎日流れる「幸せ運べるように」という歌を聴きながら、胸が締め付けられる思いです。「地震にも負けない、強い心を持って、亡くなった方々のぶんも、毎日を大切に生きてゆこう。傷ついた熊本を元の姿にもどそう、支え合う心と明日への 希望を胸に」(歌詞の冒頭)、23日、ブルーインパルスが快晴の熊本の空を飛行し勇気づけてくれるのを近くの山から見て、再度「がんばろう熊本」と思いました。     

本多理一郎 記

 

   合 氣 道 と の 出 会 い       

初 段   松 見  志 朗

 今回、昇段審査を受けるにあたり私の合氣道に対する姿勢なり、これから進むべき道について考えてみたいと思います。私が親徳館合氣道に入門して合氣道を習いはじめてから、早いもので六年の歳月が経とうとしています。入門のきっかけは、男澤さんにちょっと顔を出してみないか程度で誘われたという動機としたら少し軽いかも知れません。しかし、これまでいろいろな方々に支えて頂き、ここまで続けてこられました。
 私は学生時代、柔道を十年ほどやっていましたが、同じ武道でも合氣道のことは全くと言っていいほど知りませんでした。剣道、空手など他の武道は、他人と競う要素が大きいですが、合氣道は自己の使命との闘いと感じています。大人になったからこそ出来る武道でもあるのかなと思います。合氣道の精神はとても良く考えられていると思います。それは、合氣道の稽古をやっている時は勿論のこと、日頃の使命との闘いと感じています。大人になったからこそ出来る武道でもあるのかなと思います。合氣道の生活でも、仕事の時でも、迷った時や行き詰った時など、合氣道の精神は気持ちや考えを常に原点に戻してくれます。何事も基本が大切で、相手のことを思う気持ちつまり、思いやりや感謝の精神が人生にしても合氣道にしても大切なのだと思います。心・技・体を鍛える上で、合氣道に出会えて良かったと感謝しています。本多先生が稽古でよくおっしゃられる「相手と一体となる」という言葉の本当の意味について、これから稽古を重ねながら、焦らず探求して行こうと思います。合氣道を通して良き先生や先輩方、仲間に出会えたことに感謝致します。
 「親徳館合氣道の目的」にありますように、親徳館合氣道の同好者が集い、親徳館合氣道による心身の鍛錬と親徳館合氣道の普及発展に努め、門人等相互の親睦を図り、明るく平和な社会になるように、微力ながらも親徳館合氣道の一員として支えて行く所存です。
 最後に、親徳館合氣道の皆様これからも宜しくお願い致します。

おすすめの記事