大先生の一言

技 は、 高 い 所 か ら 低 い 所 へ、水 が 流 れ る よ う に、か け る ん で す よ。

※ 昭和56年6月11日夕稽古の時に話された大先生の一言

私の歩いてきた55年の合氣道人生を、活かす場があれば何処へでも伺う気概は持ちたいです。

それは、全く突然の電話でした。「昭和51年から私は、本多先生のことは知ってました。熊本に来て、結びの合気道を学びたいです。」という宮﨑慎一郎さんからの要望です。合気会七段、東京で合気道を指導している方だそうです。戸惑いもありましたが、何かのご縁と思い引き受けました。熊本夏合宿も終り「今度、松風塾主催の講習会を行います。東京に来て、私と共に講師をしてもらえませんか。先生は合氣道着を持参するだけで結構です。」とのお誘いでした。事の重大さに責任感と使命感を同時に感じました。ただ、私は、私を認めてくれる人の思いに、出来るだけ答えたいとも思いました。
今回の「大先生の一言」は『武技は天の理法を体に移し』ということを話されているんだと思います。私の歩いてきた55年の合氣道人生を活かしてくれる場があれば何処へでも伺う気概は持ちたいです。

本多理一郎 記

合 気 道 特 別 講 習 会
場所 :
三鷹市スバル総合スポーツセンター武道場地下2階
日時 : 令和4年11月23日(水)
時間 :
12時15分受付 17時終了予定

講師 : 合気道松風塾々長 宮崎慎一郎(七段)
    親徳館合氣道館長 本多理一郎(七段)
参加費:稽古参加者3000円(ただし、見学者は、無料です)
※ 稽古参加者・見学者は事前予約です。10月21日までに本多まで連絡(手紙、電話、LINE)ください。

 


本 多 先 生 に 魅 せ ら れ て

松風塾 四段 川崎 奈月

 本多先生、お元気ですか?東京は最近、やっと暑さが少し落ち着いてきました。熊本はまだ暑そうですね。岩手出身の私は熊本の強烈な暑さにめげそうになりましたが、本多先生を始め、親徳館の皆様のおかげでとても有意義で、楽しい合宿となりました。コロナの感染者が増える中、東京から来た私達を受け入れて下さり、ありがとうございました。今回、教えていただいた合氣道は、普段習っている合氣道とは違う考え方や動きであったりして、私にとっては難しく感じました。しかし、別視点から合氣道を見る貴重な体験でした。本多先生の『合氣道に魅せられて』を合宿前・合宿後に何度も読みました。砂泊先生の一言と共に、本多先生のエピソードが記載されているので、真面目なエピソードにハッとしたり、ユニークなエピソードにはクスッと笑ったりしています。(熊本では先生のPPAPが聞けず残念でした…。でも楽しいカラオケ大会でしたね!)どのページを開いても何かしら気づきがあり、また、その時の自分の心境によっても文章の感じ方が変わります。合氣道の悩みに限らず、日常生活、人生においても合氣道の考え方を活かす事ができるとゆうのは、やはり『合気とは愛なり』なのだと合氣道の奥深さに改めて感じ入りました。さらに、全編通して本多先生の合氣道に対する真摯な気持ちや周りへの感謝の気持ち、謙虚さや素直さを窺い知るにつれ、やはりそういう気持ちで物事にのぞむ事が大切なんだと改めて思いました。95ページの「矛盾、疑問に思うことがあっても「はい」と受け止める。時間をかけて気づく」という一文に、ハッとしました。
今日もこれから稽古です。まだまだ未熟な私ですが、上記の気持ちを忘れず精進していきたいと思います。
本多先生、この度は本当にありがとうございました。お会いできて嬉しかったです。親徳館の皆様にも宜しくお伝え下さい。
暑い日が続きますが、ご自愛下さい。次は是非東京にいらして下さい‼!  お待ちしています。

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