私は、強くなろうと思ったことはありません。
いい修行をしたいと思って稽古しています。
*平成10年1月18日 有段者研修会で話された大先生の一言
大先生は、相対的な自己完成ではなく、絶対的自己完成を目指して日々の稽古を成されてたんだな。
合氣道の精神の中に『敵そのものを無くする絶対的自己完成の道なり』とあります。”強い”の反対は”弱い”です。弱肉強食という言葉もあります。強くなろうと思う自分の心の中には、弱いという意識が、働いているのではないでしょうか。つまり相対的に自分を判断して自分を認識しようとしているように思います。大先生は、大都会東京から合氣道普及のため、昭和28年尚武の地熊本にこられました。最初のお弟子さんは実践空手の空心会創始者だったと伺ったことがありました。戦後の混乱期の中を「強くなろうと思ったことはありません。いい修行をしたいと思って稽古しています。」という大先生の生き方に頭が下がります。切り絵作品展(下の写真)を肥後銀行のロビーで行いました。俳句も10月から始めました。様々な面から絶対的自己完成を目指していきたいです。
本多理一郎 記
合 氣 道 と 共 に 人 生 を 旅 し て い ま す
四 段 兼 島 啓
平成6年に合氣道と出会い、早いもので合氣道を続けて23年になります。本多館長との出会い無くして私の合氣道は始まらなかったのですが、遠い沖縄で合氣道を普及したい!広めたい!という思い、本多館長の氣は沖縄に脈々と今なお息づいています。本多館長が熊本へ帰られてからは、合氣とはなんぞや?と試行錯誤の繰り返しを続けながら、本多館長ならどうするだろう、こうだろうか?それともこうじゃないか?と精神と肉体を総動員しながら幼年部(小学生から中学生)、一般の部(高校生から60代)まで一緒に和気あいあいと楽しく稽古に励んでいます。会員が楽しみにしている年に1,2度の本多館長の稽古日では、自分自身の結びの技の未熟さ、キレのなさが改めて身に沁みますが、沖縄道場全員が少しずつでも向上していけばと思っております。 最後になりましたが、あの熊本地震によって地震前の生活に戻るにはまだまだ程遠い現実が、テレビなど報道番組で流れています沖縄で何もできない私たちですが、「地震などに負けないでください。熊本頑張ってください。」という思いを送らせてください。
11月9日(日)に佐賀県みやき町中原武道館柔道場で、平成29年度秋季交流会が行われ、70人の連盟会員との稽古に汗を流しました。指導は前半が野口陽聖館館長後半に衛藤双平館館長が行い、深みのある稽古が出来ました。なお親徳館からは北原1級と私の参加でした。
平成29年稽古納め 12月24日(日)植木武道場
平成30年稽古初め 1月 5日(金)山鹿武道場