大先生の一言
     こ の 演 武 会 は 、本 多 君 ひ と り で や っ た ん で す か。
*平成20年11月24日、城北道場10周年演武会開催のお礼に自宅訪問した時の大先生の一言

この演武会は、一緒に城北道場を創設した時の相方の復帰を促すことにもなりました。

 大先生は、城北道場満10周年記念の日本タオルを首にかけ私を出迎えて下さいました。この年の会員は、極端に少なくなり3年前から思い描いていた城北道場満10周年記念演武大会を中止しようかと迷う時期もありましたが、大先生への感謝を込めてする演武会と自分なりに位置付け、多くの方々のご支援を頂き満足できる演武会になったと思います。
 また、私の部屋の日めくりカレンダー11月23日(演武会当日)『任運無作』(天運に任せて、無駄な力を抜き、あるがままに生きる。無心に生きる自由自在の境地)という言葉にも救われました。
 決して私ひとりでやった演武会ではありませんでしたが、私の意志が無ければ無かった演武会でもありました。私の自己完成の道への道程です。     

本多理一郎 記

沖縄道場は、新型コロナウイルスの第3波の影響で12月から当分の間、石田中学校の稽古場が使用できず、稽古を休みますとの連絡がありました。

広島道場も、新年1月から2月7日まで緊急事態宣言の為、稽古を休みます。 

熊本の各道場も、熊本県の緊急事態宣言を受け、植木道場は午後7時~8時に時間短縮、北部道場は火曜日が午後7時~8時に時間短縮、山鹿道場は、中学校の部活優先の為中止します。2月7日まで暫くの間我慢をお願いします。

弐 段 の 昇 段 審 査 を 受 け て     

弐 段  髙 尾  美 保 

 この度の昇段審査で、弐段に合格しました。初段に合格したのが、熊本地震の時でしたのでゆっくりペースですが、自分なりに時間を見つけ、続けてきてよかったと思います。 
 私が合氣道を始めるきっかけは、わが子と教え子を守りたいという思いからです。幸いそのような場面には一度も遭遇したことはありませんが、心の準備は必要だと考え、これからも合氣道を続けていきたいと思います。守らなければと思っていたわが子たちは成長し、今は自分の命を守るために合氣道を続けています。   
 弐段の昇段審査は二人掛でした。今までは一対一だったので、相手の動きを見る余裕があったのですが、二人掛となると一人に集中していると、もう一人の動きを見失うことが多く、とても難しかったです。何かヒントになることはないかと、『親徳ニュース』を読み返していると、「一人に対する万人の構え、万人に対する一人の構え」という言葉が目にとびこんできました。「一人の相手と稽古するときは四周に気を配って動きなさい。多数者に囲まれた時は、慌てず一人で多数の人を相手にすると思わず、一人また一人と相手をしているという構えで捌きなさい」と説明があり、私は、思わず「これだ‼」とさけんでいました。日頃から館長先生が言われていたはずなのに、やっと理解できた感じでした。 

それから、この言葉を意識して稽古し、審査当日は自分なりに、ベストを尽くせたと思います。 
これからも、自己完成の道を、歩んでいきたいと思います。 
 

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