大先生の一言

本物を掴みなさい。出来ないのは、出来ないままで良いです。 

*昭和51年(1976年)12月3日、大先生のお話としてメモに記述

ただ直向に、本物を、合気道を求める至誠を大先生から感じ学ぶことができました。

 「この武道は、本物なんですよ。あなた達は、本物を学んでいるんですよ。」稽古中に、大先生は、私達に、合気道開祖植芝盛平翁先生の話をされながら話して下さいました。大先生の一言でいう「出来ないままで良い」とは、今のレベルに於いてということだと思います。成長する過程の中で、今は出来ない、分からないことでも、「本物を求める稽古をしていると自然に納得できるものが身についているものです。」と話されたかったのではないかと解釈しています。分かったつもり、出来たつもりで道を説かず、ただ直向に、道を求める姿を大先生から教わったように思います。入門した時、昇級した時、有段者になった時、それぞれの立場で合氣道の受け止め方が違うと思います。「本物とは何か」「合氣道とは何か」等、自問自答する毎日です。ちなみに大先生の著書は、「合気道の心を求めて」です。    

 本多理一郎 記

 10月25日(金)~27日(日)に、熊本市総合体育館で第3回合気道国際セミナー熊本 (主催者 : 坂部旨次合気道愛真館館長)が開催され、アメリカ、オーストラリアトルコ、ドイツ、フランス、ロシア、日本各地から67人の合気道家及び同好者が集い、様々な師範の指導を受け11回の稽古に心地よい汗を流すことが出来ました。 
 合気道を通して「合気とは愛なり」を体感し、世界中の人と仲良く成れ、様々な文化を学べる。素晴らしい交流の場を提供してくれた坂部館長に感謝したいです。

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