大先生の一言

一 人 に 対 す る 万 人 の 構 え、万 人 に 対 す る 一 人 の 構 え

*昭和52年6月25日 九州学生合氣道連盟演武会の大先生説明演武において。

「動けば、そこに技が生まれる」本物を見極める稽古を続けるしか道はない。

 この言葉は、この演武会の時だけ話された分けでは有りません。普段からよく耳にしていた言葉です。合氣道は、一対一だけを想定して稽古をしている訳ではなく、一対多数、一対武器(短剣、木剣、杖等)様々な状況を想定しての稽古を行います。その為に一人の相手と稽古するときも四周に気を配って、動きなさい。また、多数者に囲まれた時は、慌てず、一人で多数の人を相手にすると思わず、一人また一人と相手をしているという構えで捌きなさい。と言われていたんだと思います。そして、「動けば、そこに技が生まれる」とも話されていました。相手の動きに任せた自分自身の動きの中に、逆らわない自然な技が生まれてくるということを話されていたのではないかと思います。自分がどう動けば良いか、答えは相手が導いてくれる、本物を見極める稽古を続けるしか道はないと思う。  

本多理一郎 記

 8月10日(土)11日(日)に、第1回連盟夏季合宿交流会が阿蘇の連盟本部道場でありました。合宿には、長崎、宮崎、熊本の各地から41人が集まり、午後1時30分から4時30分まで、たっぷりと汗を掻きました。その後、宿泊場所の「阿蘇の湯」に移動、温泉に浸かり、懇親会ではジョッキー片手に阿蘇牛を頬張り、夜遅くまで語り会員相互の絆を確かめ合いました。翌日も稽古、11時に解散しました。親徳館からは、6人が参加し、真新しい本部道場での稽古を他道場の会員と楽しんでいるようでした。

  楽しみで仕方なかった阿蘇合宿    級 外  稗 島  明 日 香

 楽しみで仕方なかった阿蘇合宿に参加させて頂きました。始めは、沢山の道場生と偉大な館長先生方に驚いてしまい、暑さではなく、緊張とビビリで変な汗が噴出してしまいました。でも、色々な方の手を取らせて頂き、ド素人ながら何か感じることが出来ました。夜の懇親会では、館長先生方の深いお話や、他の道場生の方の熱いお話を聞くことが出来て感動しました。眠るのが、勿体無いくらいでした。
 館長先生方が合氣道を通じて素敵な青春時代を送られ友情や絆を築いて来られたように私も合氣道で人生を豊かにして行きたいと思いました。合宿に参加して、合氣道をされてる方は、優しく思いやりがあり、純粋な方が多いと感じました。そして何より、皆様の笑った顔が素敵でした。この合宿で、素晴らしい経験と、感動と、出会いを級外の私にも与えて頂き感謝致します。有難うございました。

おすすめの記事