大先生の一言

弱 点 を さ ら け 出 し て 稽 古 しなさい。そ こ か ら 技 が 進 歩 します。

※昭和51年12月3日の夕稽古の時に話された大先生の一言

偽りのない、実直な本物を求める生き方を大先生に教わったように思いました。

 弱点を見せないように、自分を大きく強く見栄を張ってでも見せようとするのが我々凡人が考えそうなことでですが、大先生は、逆に「弱点をさらけ出して稽古しなさい」と仰います。また、「私のしている武道は本物です。」とも仰っています。世間一般の考えとはかけ離れているようにみえますが、これこそが、偽りのない、実直な本物を求める生き方ではないかと思います。自分自身の弱点をさらけ出すのは、勇気のいることです。他人がどう見ているか、他人の視線が気になり萎縮しそうになりがちですが、あるがままの自分を成長させる努力をすることが、、弱点を克服し新しい自分を発見できる節目の機会ではないかと思います。私の定年後に始めた切り絵は、社会から切り離された弱者の足搔きでしたが、私のオリジナルの作品(右下の鯉の滝登り)を喜んでくれる人もいます。感謝です。

本多理一郎 記

 11月18日(日) 平成30年連盟秋季交流会が佐賀県総合体育館武道場で開催され、九州各地から65名の連盟会員が集まり稽古を行いました。交流会は12時から理事会、13時から双平館の衛藤館長が14時40分から北星館の濱田館長が、それぞれ約1時間半体捌き、基本技等を指導をされました。 親徳館からの参加は私だけだったので植木駅から佐賀駅までのんびりとJRで参加しました。また、佐賀では長崎南高校合気道部の5年後輩の田島正好君と45年ぶりくらいに再会しました。高校卒業した後も大学、社会に出ても合氣道を続け、私が先輩として長崎南高に指導に行ったことも覚えていました。「合氣道をライフワークに」と思ってやってきたそうで、私の原点を見せられたようで嬉しく思いました。

 

 11月24日(土)25日(日)に沖縄を訪れ、館長指導稽古と昇段式、沖縄道場の忘年会に参加しました。 昨年初段になった上地研氏の息子さんで、高校2年の孝君が初段の資格が出来たので審査と昇段式を行い、初段としての実力を確かめるとともに、允可状と黒帯を手渡させてもらいました。沖縄道場に若い力が育っていることをとても嬉しく思います。稽古終了後、沖縄道場の忘年会に参加しました。名護市の高専に通っている休会中の比嘉黎ちゃんも参加して、合氣道、近況や様々な話題で盛り上がり時の経つのも忘れるほどでした。
 翌日は、平成5年、沖縄に転勤し那覇駐屯地合気道部を創った際のメンバーで、定年後、歌手としても様々な活動をされている木村悟氏と、那覇空港近くのホテルでコーヒーを飲みながら昔の思い出や近況などを語り合いました。 沖縄道場は、平成9年私が沖縄を離れてもなお22年間続けている道場です。紆余曲折様々な事があったと思いますが、これは財産です。ぎゅっと凝縮された「今」という種が未来に向かって実を付けるように、過去を活かして貰いたいです。

平成30年稽古納め 12月25日(火)北部武道場
平成31年稽古初め   1月 6日(日)植木武道場

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